革新的なラーニングテクノロジーを発掘する「ラーニングイノベーショングランプリ2023」での特別賞「日本Moodleイノベーション賞」が決定
株式会社イーラーニング(本社:東京都港区、CEO:松崎 剛)がスポンサーを務める「ラーニングイノベーショングランプリ2023」の各賞が決定し、2023年7月19日に東京国際フォーラムにて受賞者プレゼンテーションおよび表彰式が行われました。
株式会社イーラーニングが日本で唯一の、世界標準学習管理システム「Moodle」公式認定プレミアムパートナーとしてMoodleの発展、および日本ではまだあまり知られていないMoodleの拡張性の素晴らしさを知っていただくことを目的とし、Moodleの本部であるMoodle Pty Ltd(Moodle HQ)の協力を得て企画した「日本Moodleイノベーション賞」は、その先進的な取り組みが高く評価され、豊橋技術科学大学:ResearchIC.comの「オンライン・ジャーナルクラブとAIツールを用いた教育研究リテラシーの育成」が受賞しました。
「ラーニングイノベーショングランプリ」とは
「ラーニングイノベーショングランプリ」とは、これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案するため、高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)の研究室(チーム)を対象に2016年度より開催されている賞です。一般社団法人教育システム情報学会(JSiSE)、特定非営利活動法人デジタルラーニング・コンソーシアム(DLC)との共催で、産学の連携を目指すものです。
「日本Moodleイノベーション賞」受賞研究
詳細はこちら
https://ligp.gingerapp.co.jp/
「日本Moodleイノベーション賞」審査講評
これまで教育分野でほとんど利用されてこなかった「ジャーナルクラブ」を無料、オープン、オンラインで行うという発想は素晴らしいと感じました。「ジャーナルクラブ」という、すでにある良いものを、テクノロジーを活用することで誰でも参加できるものに進化させ、さまざまな国や大学からの参加者とともに、開催をスタートさせているという実践的な事例がある点も評価に値します。OSSのMoodleをオンラインプラットフォームとして利用することでAIツール、データベース、Perusall、SNSなどとの連携が可能となり、拡張性を持たせて活用している点も併せ、本研究は「日本Moodleイノベーション賞」にふさわしいという結論に至りました。今後、教育分野にとどまらず、あらゆる分野にこの活動を広め、新しい教育リテラシーモデルを確立するとともに、研究と実践との距離を縮めることに寄与していただきたいと考えています。
「日本Moodleイノベーション賞」受賞者のJingjing Lin博士からのコメント
この度、私のプロジェクト「オンライン・ジャーナルクラブとAIツールを用いた教育研究リテラシーの育成」が「日本Moodleイノベーション賞」を受賞し、感激するとともに大変光栄に思います。この受賞を支えてくださった方々に深く感謝いたします。
この栄誉は、教育研究トレーニングの強化のためにウェブテクノロジーを活用することへの私の最近の取り組みを反映しています。この旅は、従来の教育方法とのギャップを埋めるために、研究トレーニングを目的とした学生や研究者のための、オープンでダイナミック、インタラクティブで協力的なスペースを作るという、シンプルなビジョンから始まりました。ResearchIC.comのこのプロジェクトは、AIツールとオンライン・ジャーナル・クラブを融合させ、ユニークなMoodleインスタンスを開発することで、学習と研究を共有する文化を育むことに努めてきました。Moodleプラットフォームは、柔軟で強力なツールを提供し、私がビジョンを達成することを可能にしてくれました。
この功績は、単に個人的な勝利ではなく、デジタル時代の挑戦と機会をナビゲートするすべての教育者にとっての勝利です。この表彰は、私たち全員が限界に挑戦し続け、好奇心を刺激し、学習と研究への情熱を育むための道標となっています。この快挙の輝きに酔いしれる一方で、教育界に革命をもたらす可能性を秘めた今後の取り組みにも大いに期待しています。
(コメント原文)
I am thrilled and deeply honored to receive the Japan Moodle Innovation Award for my project, “Fostering Education and Research Literacy Using Online Journal Clubs and AI Tools”. My deep gratitude goes to people who have made this award possible.
This accolade reflects my recent dedication to leveraging web technology for enhancing educational research training. The journey began with a simple vision: to create an open, dynamic, interactive, and collaborative space for students and researchers for research training purposes to bridge the gaps in traditional pedagogical methods. By blending AI tools with online journal clubs, this project of ResearchIC.com has endeavored to nurture a culture of shared learning and research by developing a unique Moodle instance. The Moodle platform has been instrumental in our efforts, offering a flexible and powerful tool that allowed me to achieve the vision.
This achievement is not merely a personal victory, but a triumph for all educators navigating the challenges and opportunities of the digital age. This recognition serves as a beacon, inspiring us all to continue pushing the envelope, sparking curiosity, and nurturing a passion for learning and research. While we revel in the glow of this accomplishment, I also eagerly anticipate future undertakings with the potential to revolutionize the educational landscape.
「ラーニングイノベーショングランプリ2023」の詳細はこちら
https://ligp.gingerapp.co.jp/
本件に関するニュースリリースはこちら
https://www.atpress.ne.jp/news/363493