【Moodle公式情報】世界標準LMS(学習管理システム)「Moodle」 2021年秋リリース予定の新バージョン4.0のプロトタイプ完成
~UXの大幅な向上に期待~
株式会社イーラーニングは、Moodle Pty ltd.(本社:オーストラリア)からの情報に基づき、2021年11月にリリースされる予定の「Moodle4.0」のプロトタイプが完成したことをお知らせします。
「Moodle」はグローバルなコミュニティに支えられ、常に進化を続けるOSS(オープンソースソフトウェア)です。「Moodle4.0」も、そのコミュニティ内におけるワークショップを通じて開発者、教育者、ユーザー、パートナーから幅広い意見を取り入れ、UXの大幅な向上を盛り込んだ開発が進んでおり、世界中のMoodleユーザーから大きな期待が寄せられています。
今回公開されたナビゲーションプロトタイプで、その全体像が見えて来ましたので、情報をお伝え致します。
<「Moodle4.0」での主な改善点>
- ダッシュボードがすっきりして、より使い易くなります。
- デフォルトメニューに「マイコース」が追加され、先生と生徒はさらにコースを管理しやすくなります。
- プライマリメニューは引き続きカスタマイズ可能で、メニュー項目を追加項目またはドロップダウンカテゴリとして追加できます。
- セカンダリメニューは、プライマリナビゲーションコンポーネントの下にあり、優先度の高いメニューが上位に表示されます。
- インターフェースの右側に新しいアイコンコンポーネントができ、クリックすると、ページに関連するブロックが表示されるようになります。
「Moodle4.0」でのUXナビゲーションの改善は、デスクトップ、タブレット、モバイルに反映されています。全画面表示にスライドするハンバーガーメニューを採用。ユーザーはモバイルインターフェースを介してプライマリメニュー項目とセカンダリメニュー項目、どちらも簡単に見つけてアクセスすることができます。コンポーネント、ブロック、および新しいコースインデックスは、インターフェースの主要な場所にあるアイコンを介して簡単に移動できます。
尚、現在の最新バージョンである「Moodle 3.11」はLTS(長期サポートバージョン)ではありません。次のLTSは2022年春の「Moodle 4.1」の予定です。現在サポートされているバージョンをお使いでしたら、次は「Moodle 4. 1」でのバージョンアップをお薦めします。サポートの切れたバージョンをお使いの場合は、セキュリティ上のリスクもありますので、まずはLTSの最新版である「Moodle 3.9」へのバージョンアップをご検討ください。
弊社ではバージョンに関するご相談も承っております。お気軽にご問合せください。
■Moodleのバージョンについて
Moodleは半年に1回のメジャーバージョンアップが行われています。3.9.7、 3.10.4などのバージョン表記で3.9、3.10の部分がメジャーバージョン、7、4の部分がマイナーバージョンを表します。
2021年6月の時点でサポートがされているのは、最新バージョンである3.11および3.10, 3.9のみです。
*各バージョンのリリースについてはこちらをご覧ください。
■バージョンの確認方法
Moodleに管理者でログインし サイト管理 > 通知でバージョンを確認することが可能です。
この画像ですと3.9.7がバージョンを示しており、メジャーバージョンは 3.9となります。